非ライターの私が愛用する有料テキストエディタ

文章を書くことを生業としていなくても、日常のあらゆる場面で文言や文字数をきにしながら文面を考える場面があると思います。そんな時に便利なのが、私が愛用しているテキストエディタ「Ulysses」です。

Ulyssesとは？

年額5400円の有料テキストエディタです。ドイツで開発されたこのエディタはWindowsユーザーにとっては聞き慣れないアプリかもしれません。というのも、動作するOSがmacOS、iOS、iPadOSだからです。私自身も全機能を把握しきれておらず、今回WordPressと非常に相性の良い機能を初めて実際に使ってみました。

ライターでもないのになぜ有料のテキストエディタを使うのか

テキストエディタは無料で使える高品質のものがいくらでもあります。私にとってテキストエディタ=コードを書くためのツールなので、VSCodeやCotEditorも使っています。ではUlyssesを何に使ってきたかというと、ズバリ文章を書くこと、そして考えることです。

文章を書くことに集中できる

高機能なエディタなのですが、UIがとてもシンプルで使いやすい印象です。私はとくにこのシンプルであることの恩恵を受けてきたと思います。実際のUlyssesの画面がこちらです。

（左が明るいモード、右が暗いモード）

さらに私のお気に入りは全画面にエディタ部分のみを表示する使い方です。余分なものが一切ないので、本当に考えて書くことだけに集中できます。

（左が明るいモード、右が暗いモード）

余談ですがエディタ部分のみで尚且つ暗いモードですと、背景が黒なので夜遅い時間や目がつかれているときはありがたいです。

投稿時の下書きやメール文章の推敲

SNSやメールで誰かとやり取りをしたり、誰かの発信にコメントをしたり、文章で相手に何かを伝える場面は意外と多いと思います。LINEなどの短いやり取りだけならば直感的に言葉にして投稿して終わりです。しかし、少し複雑な内容であったり、あるいは少しナイーブで言葉を選ぶべき内容であったり、そんな時の助けになるのがこのエディタです。文字数をカウントしてくれたり、音読の場合の時間数を計算してくれたりという地味ですがありがたい機能も付いています。

今回のUlyssesの話を持ち出した理由

このエディタにはWordPressに直接記事を投稿できるという面白い機能がついています。存在は知っていたものの、WordPressで本物のサイトを運営した経験がなかったのでずっともてあましていました。その機能を紹介させていただこうと思います。

直接WordPressに記事の投稿ができる

WordPressに入稿する場合、一般的には直接WordPressに入稿して見出しやアイキャッチ画像、カテゴリやタグなどを整えることになる筈です。WordPressには色んなテーマが存在し、そのテーマ次第で編集の操作方法がい、手こずる場合もあります。例えば、「あれ？このテーマではカテゴリーはどこで設定するんだ？」という具合です。
自分のブログならまだしも、もしも仕事としてクライアントのWordPressに入稿することがあるとしたら、この機能は便利ではないかと妄想せずにはいられませんでした。

ただの文字だけ投稿ではない

書いた文章をそのまま投稿というと、「それはコピペでいいよね？」と思われるかもしれません。しかし、それだけではありません。このエディタはMarkdownというものが使えます。例えば、本来WordPressのブロックエディタで設定するような「見出し１」「見出し２」などが、この段階で設定できるのです。

さらには文章のみならず、カテゴリーやタグ、アイキャッチ画像なども投稿前に設定可能です。WordPressで直接操作をすると色んなところを開いて設定をしなければいけないところを、この機能を使えば１つの画面とワンクリックで完結します。

これを実際に投稿するとそのままWordPressの管理画面への入口が現れるのでログインし、投稿一覧を見るとそこに表示されています。実際にWordPressのエディタ画面を開いてみるとこの用に反映されています。あとは微調整をするだけです。

まとめ

私の場合単にUlyssesのUIが気に入り、書くことに集中できるエディタとして重宝していました。しかし、WordPress学習を始めたことでその本領を発揮し始めた印象です。このエディタに年間5400円を払う価値が有るかどうかはもちろん人それぞれだと思いますが、私は今後も継続して使い続けようと思います。そして、今回ブログ運営という形でWordPress学習をしたことで、文章を書くために頭を使うことの面白さも実感することができました。Ulyssesのお陰で私は記事を書くのに良い環境を手に入れられたと思うので、後は継続学習＆練習で上達する戦術で行こうと思います。