徒然

コワーキングスペースの話

コワーキングスペースのイメージ画像 徒然

主要駅の周辺やオフィス街などで見かけるコワーキングスペース。仕事場としてフル活用するフリーランスの方や、学習目的で使う会社員や学生など、その目的や使い方も様々です。最近はリゾート地などにも出現していて、働き方の選択肢が広がるのに一役買っている印象があります。

私のコワーキングスペース歴

私が初めてコワーキングスペースを利用したのはコロナ禍真只中の2021年です。当時は残業も無く定時で退社することができましたが、出社頻度は高く、在宅勤務が極稀にある程度でした。そんな中、私は次のようなことを考えていました。

  • まだ余力が残っている退社直後の時間を学習に使いたい
  • ゆくゆくはオンラインで副業デビューをしたい
  • 帰宅ラッシュが終わる頃に電車に乗り、超満員電車を回避したい

新宿

当時の私の職場は都庁の近くで、自宅から片道2時間弱かかっていました。コロナ禍で残業少な目だったとはいえ、往復して仕事をして帰るだけでほぼ1日が終わってしまいます。そして帰宅して食事の準備をして…となるともう何もできません。そこでついに人生初のコワーキングスペース契約を決意。給料は非常に低かったのですが、自宅の家賃がリーズナブルだったため捻出できました。料金は夜18時以降23時まで使えるプランで月7700円と、立地の割には破格の安さでした。最盛期にはロッカーも借り、着替えやPC周辺機器などを常備していました。

こちらです→https://tsukuru.kinkos.co.jp/

新橋

ある日突然、新宿から東品川への期間限定のヘルプに出されることになりました。わずか3営業日前というあまりに突然の通達でしたがヘルプが終わる2ヶ月後には元の職場に戻るということでした。しかしこの話はすぐに覆ることとなり、結局2ヶ月後から東品川の別の場所にまたヘルプに出されたので、新しいコワーキングスペースを探しました。しかし…高い!とにかく高いのです。設備もそれなりにいいのですが新宿時代の倍近い金額のところがほとんどでした。しかも自宅からは新宿よりも遠く片道およそ2時間半となり、それほど長い時間利用するわけではないのです。漸く妥協できる金額のところを見つけて契約。金銭的には痛い出費でしたが、ここは都内に数カ所の店舗があり、いずれも利用可ということで、新橋のほか神保町の店舗を使っていました。

こちらです→https://basispoint.tokyo/

コワーキングスペースの恩恵(私の場合)

在宅時間が長く、なおかつ自宅に自分専用の書斎があるなど、恵まれた環境に置かれている場合は不要かもしれませんが、お金を払ってでも利用するメリットがそこにはあります。

集中して学習ができる

学習の環境というのは非常に重要で、効率や成果にダイレクトに影響します。電車の中でもその気になればできるのですが、それは主に動画を見るなどのインプットの学習です。重要なのはアウトプットですが、これこそがまとまった時間と良好な環境を必要とする質の高い学びです。集中してアウトプット中心の学習をしたいのであれば、コワーキングスペースは検討に値すると思います。

飲み物が無料かつ食べ物持込OK

実は意外と重要なのがこの部分です。
お茶や水のほか、場合によってはコーヒーなども飲み放題です。

その味はカフェには敵いませんが、無料で飲み放題は非常にありがたいことです。料金が安いコワーキングスペースだとこれだけでももとが取れてしまうのではないかと思うほどです。食べ物も匂いの強いもの以外は持ち込みOKなので、駅で買った弁当などを持ち込んだりしていました。また、カフェの場合は学習ではなくおしゃべり目的の来店者も多いので、快適な環境で学習や仕事に打ち込めない可能性はどうしても高くなりますが、コワーキングスペースならほぼその心配は無用です。

モニタの貸出サービスがある

すべてのコワーキングスペースでこのサービスがあるわけではなく、また有料の場合もありますが、これも無視できない内容です。
大きめのディスプレイを用意して自分のノートPCとデュアルモニタで作業をすると非常に効率が良く、ストレス軽減にも繋がります。しかしこれも以下のような事情で用意できない人は多いでしょう。

  • 自宅にモニタなど無い
  • カットところで置き場所がない

コワーキングスペースであれば借りることができますし、使い終わったら返却すればいいので管理の手間も省けます。

みんなのカレッジとコワーキングスペース

副業デビューを目論んでいた私はみんなのカレッジに参加するようになりましたが、これもコワーキングスペースの存在なくして成り立ちませんでした。

学習難民の味方

みんなのカレッジもコワーキングスペースも、私のような学習難民の味方でした。当時の私の状況を言い表す言葉としては「忙しい」よりも「時間が無い」が相応しいかと思います。目標だった副業デビューに向け、限られた時間でどう学習していこうかと思っていたとき、偶然みんなのカレッジの存在を知ったので早速参加。そして私の学習時間の大半はコワーキングスペースでした。

同じ香りがする利用者たち

さすがに隣席の人と「あなたもみんなのカレッジですか!」ということにはなりませんでしたが、周囲を見渡すと明らかにオンライン講座で学習をしている人や、オンラインコミュニティで仲間とやり取りをしている人を見かけることがありました。そこまでいかないまでも「本業じゃないことを熱心に勉強している」様子の老若男女が集う場所という印象で、赤の他人ばかりの割にはなんとなく他の利用者に親近感が湧きました。

今後の私とコワーキングスペース

私は会社員でしたが、最近会社を退職しました。定年には程遠い年齢ですが、どうしてもやりたいことがあり、人生の方針転換を決行した結果です。これに伴いコワーキングスペースともついにお別れかと思いましたが…

現時点では頻度こそ激減しているものの、自宅のある多摩地域で都度利用という形で利用しています。図書館も非常に捗る最高の環境ではありますが、時々あのコワーキングスペース独特の空気を感じたくなってしまうことがあります。金銭的な都合もあるので今までのようにはいかないと思いますが、いつかまたコワーキングスペースの本来の使いたができるようになりたいと思っています。

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